1月30日、オミクロン株が猛威を振るい始めた中、緊急事態ではなく蔓延防止の段階だということで、研究会を開催させて頂きました。写真の様に、いつもの半分程度の出席者ですが、滞りなく進行しました。
前回同様、12時45分開場後、受付において非接触型体温計で体温測定(全員クリア)、13時15分から研究会、吹きま専科、ミニコンサートを順次実施。16時30分終演。
研究会 講師:有光信之 内容:譜読み 第二、三段階
今回はスライド・プロジェクターを使い、PC持参で説明してくれました。
前回に引き続き、譜読みの
第二段階:楽譜に書いてある情報を演奏音に変える
の詳細説明で、良い音(きれいな音)を鳴らすことが出来ない入門レベル習熟対策をテキストに沿って丁寧に説明してくれました。時々、用語について聴衆に挙手で理解度を確かめていきました。
第三段階:楽譜の情報に解釈を加え、演奏表現を工夫する
では、アーティキュレーション、フレージング(旋律の区切り、歌詞との関係)、デュナーミク(強弱法)、アゴーギグ(速度法)、コロリート(音色・・・)発想標語についての説明でしたが、具体的な演奏方法の例は、講師が以前に演奏した「椰子の実」の録音を披露してくれました。
アンケートの結果では、何げなく聞いている言葉の意味が深く理解できた、腹式呼吸の仕方が悪いことが分かった、楽譜の演奏ではなく自分の演奏をするようにする等、好意的な感想が集まりました。
吹きま専科 講師:藤倉久典 課題曲:いつでも夢を
1962年に発表された橋幸夫、吉永小百合による「いつでも夢を」が課題曲です。中にはこの曲が出たときにはまだ生まれていなかった人も何人か。コロナなど重苦しい世相であるからこそ、夢と希望をもって生活してほしいとの願いが込められています。
講師の藤倉さんは今回が初登場。お手本を示すは、小百合さんに例えられたサロンポップスの面々(1st:滝島、2nd:平塚・藤倉、コード:山田、バス:金子)。講師の軽妙な語り口で各パートをバス、コード、2nd、1stの順で、それぞれ全員で吹いてみるという斬新な方法で進めました。すべてのパートをやってみることで、他のパートのこともよく理解できたと好評でした。半面、時間が足りなくなり、会場から募って舞台で演奏してもらうことが出来ませんでした。
ミニ・コンサート
11組の方々が演奏してくださいました。
出演順 | 出演者 | 演奏曲目 |
1 | 有光信之 | さざんかの宿 |
2 | ジャスミン(小川陽子、石束多代子、櫻井里子) | 花のメルヘン |
3 | 門田直子、大谷かつ子 | 見上げてごらん夜の星を |
4 | 西村文子 | ウィーン我が夢の街 |
5 | 菅井幸彦 | 津軽のふるさと |
6 | 山田憲子 | 別れの曲 |
7 | 平塚和枝 | みだれ髪 |
8 | 島崎忠 | バルセンチーノ |
9 | 真田正二 | 越冬つばめ |
10 | 神野ヒトコ | Bye Bye Blackbird |
11 | 町田明夫 | 酒メドレー、浜辺の歌 |