ブレンダン・パワー

Brendan Power(1956-)

ケニアのモンバサに生まれ、1965年に一家はニュージーランドに移住しました。クライストチャーチのカンタベリー大学で芸術分野の学位を取得しました。

大学でソニー・テリーとブローニー・マクギーのブルースのコンサートを聴いて、ハーモニカに触発され、耳からの独習でこれをマスターし、専門分野としました。

1992年にロンドンに移り、リバー・ダンス・ショーで3年間ソロイストとして活躍しました。2008年にスズキ楽器の国際ハーモニカ・スペシャリストとして5年間雇用されました。2013年にビジネス・パートナーのゾンボア・コバックスとカスタム・ハーモニカ製作会社X-Reed Harmonicasを立ち上げ、各種ハーモニカの改良を実施しています。

筆者は2000年にイギリスで開かれた国際大会で初めてお目にかかり、以来彼が開発したハーモニカ(CX-16、1オクターブ低い16穴)や部品などを購入し、愛用しています。

彼のハーモニカの技量は素晴らしくて、スライド操作を巧みに行うアイリッシュ・ハーモニカの分野や改良した色んな10ホールズを使い分ける技など、到底常人が真似できないようなテクニックを持っています。