ジャン・リー(Jang Li Harmonica 李讓)

台湾のハーモニカ奏者、ジャズ奏者、作曲家、音楽講師。ハーモニカ世界大会(2009年)において3種目(ジャズ・クロマチック、10ホール、ハーモニカ)のチャンピオンに輝きました。当時私も参加していましたが、彼の自己紹介の英語のスピーチが素晴らしく、その後の彼の演奏に感心し、後で日本人グループと共に記念撮影をしました。その後の表彰式で3度もチャンピオンに選ばれ、大いに納得しました。

永年、Judy’s Harmonica Ensembleで活躍してコンテストで上位入賞を繰り返していましたが、このバンドが2018年の夏季合宿で来日した際に居なかったので事情を聞いたところ、彼は独立してジャズ・バンド等で活躍しているとのことでした。

2015年に「ルーマニア狂詩曲」をエバグリーン交響楽団と共演したのがこの動画ですが、台湾国立コンサート・ホールでクロマチック・ハーモニカのコンサートを初演奏した栄誉を担い、アジア各国でも評判となりました。

2017年には厚木のBomⅹBoaのイベントBBMP No.10に招かれ来日していますし、2019年にはハーモニカとピアノのデュエット・コンサートを台湾とマレーシアで開催しています。2017~2019年にはドイツのイエンス・ブンゲやピーター・レハールなどのジャズ音楽家のアジア・ツアーに参加し、数多くのアルバム作成に参加しています。 2020年の感染病の拡大によりたくさんの活動の中止を余儀なくされましたが、素晴らしい演奏スタイルは台湾において絶大な支持を集めています。感染病の落ち着きと共に、公的活動は半年間で40回を数えました。2020年の暮れには、子供たちや恵まれない家庭の学習支援目的でチャリティ・コンサートを開催しました。彼らにハーモニカを教える活動も実施しています。