ホーナークラング

ドイツのハーモニカ・メーカー、ホーナー社に所属するハーモニカとアコーディオンを主体とするビッグ・バンド。4年に1回のハーモニカ世界大会では、毎回ガラコンサートで演奏を披露してくれます。地域での演奏活動も盛んです。CDも何枚かリリースしています。 

想像なのですが、ホーナー社のクラブ活動として運営されているのではないでしょうか。

世界大会の場では、空いた時間に講座が開かれるのですが、試みに受けてみたことがあります。ハーモニカ教室で講師をなさっているホーナークラングのメンバーが講師をしてくれるのですが、さすがにドイツ語には付いていくことが出来ませんでした。でも、前から気になっていたことがあって思い切って質問してみました。音符の読み方についてです。例えばキラキラ星は、日本人(の殆んど)は「ドドソソ|ララソー」と読んでいるのではないかと思います。でもドレミファの階名はイタリア語読みだと聞いたこともあります。それで、ドイツではどう読むのですかと尋ねたところ、「CCGG|AAG-」のドイツ語読み、「ツェツェゲゲ|アアゲー」と読むのだと教えてくれました。また、同席していたアメリカ人は英語読みで「シシジジ|エエジー」と読むのだと教えてくれました。小学校以来ドレミファ読みをしている私は脳天をぶん殴られたようなカルチャーショックを感じました。

売店で買った楽譜には3か国語のコード名が書いてありました。例えば「C Am Dm G」は、私達は英語読みしますが、ドイツ人は「ツェ アモル デーモル ゲー」、イタリア人は「ド ラモル レモル ソ」とイタリア語読みなんですね。

ある意味、とても面白い体験をしたことでした。